小麦粉惑星

誰かいつもマーガリン潰してる。

歌ってる今田耕司

歌ってる今田耕司が好きなんだけど、なかなか魅力を伝える機会がないので今書く。

 

多数のテレビ番組で司会をしているあの今田耕司が、テイトウワのプロデュースで、KOJI1200なるグループで音楽活動していたことがあったのだ。

テイトウワの手腕があってのグループであるとは思うが、今田耕司の歌も良い。上手すぎず、味のある歌声が癖になる。めちゃくちゃ聴かせる歌い手なのである、今田耕司は。

また、KOJI1200は後の音楽シーンにも影響を与えている。tofubeatsの有名曲である『水星』も、実はKOJI1200の『ブロウヤマインド』という曲のサンプリングである

(その『ブロウヤマインド』も遡ればダウンタウンに辿り着くのだが、長くなるので今回は語らない)

『水星』はたくさんのアーティストがカバーし、世間の認知度も高い楽曲である。 

KOJI1200がいなければ、『水星』を歌うDAOKOも存在しなかったかもと思うと少しびっくりする。

 

歌詞に関しても、注目したい。

KOJI1200の楽曲の多くは今田耕司が歌詞を書いている。テイトウワとの共作となっているので、全ての歌詞がそのまま採用されていることはないだろうが、大部分には携わっているだろう(正確なソースはない、ごめんなさい)

この歌詞がまた良い。『ナウ ロマンティック』なんか最高だ。

俗世のごちゃごちゃした物事や悪意から解放されて、ただ美しい恋愛がしたいという歌でカッコいい。理想の恋愛像が一貫していてブレないのが良い。

自分の苗字をもじったギャグのような歌詞もあるのだが、全体から浮いているわけではなく、小気味の良いキャッチーな印象を与える。

 

『ナウ ロマンティック』を聴くと、未だに結婚しない彼の気持ちがなんとなく想像できるかもしれない。