小麦粉惑星

誰かいつもマーガリン潰してる。

作った短歌十首

 

なんの役にたっているかは知らないがただ点滅する塔眩しい

 

絡まったスパゲティ見て「ねぇねぇこれなんか遺伝子みたいじゃない?」

 

帰り道キラーマシンが呟いた「ファミリーマートに 寄っていこうか?」

 

離れても香るものだないくつかの蜜柑を剥きし細き指さき

 

真ん中がいつも冷たい気がしてる平たく盛った冷凍チャーハン

 

狼にならないようにバファリンを飲み布団から出ないおやすみ

 

足りないを知らない君に ュが抜けたリックサックあげるね

 

間違いは何処にもないさと教えるような飲みぶり車内のおじさん

 

ながながしエスカレーターは人が変わってしまうような永遠

 

遠き日のエーゲを思って冷凍のマグロが流す綺麗な涙