小麦粉惑星

誰かいつもマーガリン潰してる。

天丼教

 どういうときに幸せだと思うんだろうか。友達と遊んだり、恋人と何処かに行ったり、お酒を飲んだり、美味しいものを食べたり、美容院に行ったりとまぁ人それぞれだと思う。そういったことは大抵楽しい。ずっとやってても良いくらいに楽しいし、素敵だ。でもそれよりももっと凄い、絶対にこれをすれば幸せに直結するみたいな幸せの引き金みたいなものはないだろうか。幸せになれるボタン、スイッチみたいなものが。僕にとってそれは天丼である。値段は関係ない。海老と獅子唐の天ぷらがご飯の上に乗ってればいいんだ。あとは茄子が乗っていれば上出来、赤だしの味噌汁が付いてれば最高。好きな食べ物を聞かれたとき、表向きはラーメンとパスタだと答えるし、皆さんが引くくらいにはそれらが好きなんだけれど、いつも天丼に飢えている。いつだって天丼が食べたい。テンションがどん底になったら天丼を食べることに決めている。絶対に天丼は俺の気持ちを良い方向に切り替えてくれるという勝手な思い込みがあるからだ。験担ぎというよりも本当に思い込みの領域なのだけど、かなりの天丼信仰を持っている。だからちょっとテンションが低いくらいの時には絶対に食べない。どん底まで落ちた時しか食べない。もうちょっと頑張れそうな兆しがあれば、食べたい気持ちを我慢する。「まだ天丼を食べるほどじゃない」そう思えば頑張れそうな気がする。天丼は幸せの引き金であり、メンタルのバロメーターの役割をしている。俺の他にも天丼教徒はいないだろうか。いつの日か天丼教徒に出会う日が来たらいいな。

巡り会う日があれば、声を合わせて言ってみたいものだ。

 

〜天丼の与える幸福に天井は無い。〜と。