小麦粉惑星

誰かいつもマーガリン潰してる。

Spotifyを3ヶ月使ってみて

 サブスクリプションサービスが流行っているようだ。NetflixKindle Unlimited、Apple Music、受けられるサービスの幅はどんどん広がっている。1ヶ月分のワイシャツのレンタルとか安く靴が買えるサービスもあるんだと。面白いね。

 僕が唯一使っているサブスクはSpotifyだ。プレミアム会員になってから3ヶ月くらいたったので雑に使用感を書いていきたい。

 

 これまで音楽はiPodに同期したものを中心に聴いていたのだが、iPodの調子が春ごろから悪くなってきたこと、ストレージ管理が億劫になってきたことがSpotify使用に踏み切ったきっかけだ。

当初、僕はSpotifyの無料会員からのスタートであった。こういった音楽配信サービスの無料会員は、曲を聴こうにも30秒くらいにカットされたものしか聴けないみたいな制約があったりする。しかし、Spotifyの無料会員は曲尺の制限はない。制約としてあったのが、

 

・シャッフル再生のみ可能

・5曲に1回広告が挟まる

・スキップ回数が1時間に6回まで

 

という感じだった。

 不便は不便だったのだが、僕は割とこの仕様が好きだった。ほぼ作業用BGMとして垂れ流していたというのもあるだろうが、流れてきたものを飛ばすのではなく、一応聴いてみるみたいなラジオ的な面白さがあった。

 1ヶ月ほど無料会員で試してみて、「あっ、これにはお金を払ってもいいな」と感じたのでプレミアム会員に。

 

・楽曲を端末にダウンロードできる

・広告が表示されなくなる

・好きな順で再生できる

・スキップし放題

 

機能がアンロックされると、やはり使いやすくなった。端末にダウンロードは出先での通信量をカットできるということもあり、お金を払ってよかったなと思う。

 

 SpotifyApple Musicの比較記事みたいなのを見ると、Apple Musicの方が楽曲の幅が広いみたいに書いてある。SpotifyのUIがずば抜けて使いやすいみたいなことがあるわけでもない。

 

こうなるともう愛着で決める以外ないだろうなと思う。ポケモンのゲームソフトのダイヤモンドとパールで悩むみたいに。ディアルガの方がかっこいいからダイヤモンド、俺は逆にパールみたいな。そんな感じでいいんだと思う。

 

 Spotifyを使うようになって些細だけど変わったことがある。

 1年前くらいからめちゃくちゃハマりだした日本語ラップ、あまり馴染みがなかった海外の音楽、アルバムを購入するほどファンではなかったけどちょっぴり好きだったアーティスト、名前だけしか知らなかったバンド、色んな音楽を聴くようになった。

 知らない音楽と知っている音楽、当たり前だけれど両方あって、図書館にいるようなわくわくを常に感じる。最近サブスク解禁した有名アーティストが沢山いる。BUMP OF CHICKEN星野源だ。そして、インディーズ時代のアルバムを解禁するアーティストもいる。これからもどんどん増えていくだろうと思う。

ひと月にラーメン1杯分のお金を払えば、法律に触れずに気持ちよく音楽を聴くことができる、聴く機会を得ることができる。これって良い仕組みだなと自分は思っている。

くらしの全部を豊かにするには、それなりのお金が必要だけれど、特定の分野の豊かさを求めるなら、そこまで高くない対価で得られるようになったということだろう。

 ある程度の文化水準の獲得が定額の支払いで達成できるというのは面白い。