下北沢「三日月ロック」で飲む(ちょっとモテたい)
下北沢でデートをすることがあるだろう。あると思う。あるとしてくれ。
15時くらいに南西口で、待ち合わせして雑貨屋に入ったり、古着を見たりしながらぶらぶらする。下北沢の古着屋の多さにはびっくりする。さすがに多すぎるだろ。
喉が渇いたら、足が疲れたら、喫茶店に入ることもあるだろう。最近増えたタピオカ屋でタピオカミルクティーをテイクアウトしてもいいと思う。旧北口近くにあるベンチに座りながら、世間話をしながらタピオカを吸う。ずぞぞ。
元々ここのお店原宿が本店なんだ、へぇ、ずぞぞ。○○ちゃんがそこでバイトしてるんだ〜へぇ、ずぞぞ。タピオカ飲みながらする世間話ってなんか楽しいよね。わかる。
糖分を補給したら、また何かをする。ウィンドウショッピングの続きをしてもいいんだろうし、若手芸人の合同ライブを覗いてみてもいいのかもしれない。興味があるなら演劇を観ても楽しいかもしれない。アウトドアなこと以外だったら下北沢はなんでもあると思う。もしアウトドア以外楽しめない異性だったら、下北沢チョイスはまずかったと諦めるしかない。
そんなこんなで楽しく(?)遊んでるとすぐ19時くらいである。意外と話も弾んだし、一緒にちょっとお酒でも飲みたいなーって感じの時間帯である。
俺たちはいつだってちょっぴりモテたくて、ちょっぴりカッコつけたい生き物だ。だがお金をたくさん持ってるわけでもない。さあ、どうするか…?
洒落てるけど、普段使いしやすい焼き鳥屋に行くしかないだろうが…。
前置きが長かったが、やっと本題に入れる。
下北沢の焼き鳥屋 「三日月ロック」がその条件にぴったりなのではないかという話だ。
「俺、2兆年前からそこのお店の良さ知ってたわ!!今更かよ!!」みたいなこというのはやめてくださいね。
下北沢南西口から歩いて、4,5分の距離にあるこの「三日月ロック」、入り易くて値段も安くて最高な古着屋「原宿シカゴ」と同じ建物の2階にこのお店はある。
「三日月ロック」の良いところ!
- 優しさの感じられる席
ゆとりのある配置のテーブル席と、奥にはゆったりできる座敷席がある。とってもありがたい。荷物を置けるカゴもしっかりある。嬉しい。
2. お通しがサラダバー
お通しで心を掴んでくるお店がある。三日月ロックでは、お通し代300円でサラダバーが食べ放題だ。しかもちゃんと美味しい野菜10種類くらいが常にケースで冷やされている。日替わりかもしれないが、俺が行った時は木綿豆腐もオニオンスライスもくし切りのトマトもあった。デザートにつまめるパイナップルもあった。ほんとにありがたい。
老若男女、みんなサラダバーが好きだよ、きっとね。
3. お酒も料理も美味しい
居酒屋で、料理が美味しいとお酒がすすむし、お酒が美味しいと料理もたくさん食べてしまう。最高。焼き鳥も種類が沢山あって、定番の串は100円から、変わり種の創作串は200円〜で楽しめる。1発目に頼んだレバーが最高で思わずリピートして頼んだのを覚えている。
お酒も丁度良い濃さで、来て良かったぁとなった。生かぼすサワーと、とうもろこし茶ハイが美味しかったです。
300円追加で8〜10種類(数え忘れちゃった)アイスも食べ放題をつけることができる。普通に住めるレベルで、なんでもあるな三日月ロック。
生かぼすサワーとサラダバー(美味い)
とりもつ煮(当然美味い)
串の写真はまたね。
4.店内で流れてる選曲がどストライク
最近のロックバンドの曲もしっかり押さえているのだけど、やっぱり2000年代のJ-POP、ロックが流れているのがいい。ポルノ、福山雅治、そしてスピッツ。懐かしい曲に話が盛り上がることもあるかもしれない。
店名がスピッツのアルバム「三日月ロック」と同名であるが、ネットで調べた限りだと直接の由来ではないっぽい。これは断言できないので聞き流してください。
こんな感じで魅力しかない「三日月ロック」
デートや気の合う友達と飲みに行くのにぴったりのお店だと思った。雰囲気もよいですよ!
お店の暖簾や箸袋には
この世に、男と女がいる限りロックと居酒屋はなくならない
という文句が書かれている。
いろんな解釈ができると思う。俺は初めてお店に行った帰り、この文句を思い出してなんだか微笑んでしまった。
会計済ませて、お店出た10秒後に「美味しかったね」「また来たいね」なんてふたりで話して、この一瞬が、この1日がまた思い出になっていっていくんだろうな。それが嬉しいよね。
直近で行ったとき、店内ではスピッツの「さわって・変わって」がかかっていた。
さわって 変わって 愛も花もない夜を越えて
ほんとは全然イケてない、冴えない俺たちの応援歌。店を出ると、日中よりもかなり涼しい。
優しい風 ふたりを包め。