いづみや本店 (大宮) で昼から飲む
一人飲み、好きですか?
僕は好きです。
昼飲み、好きですか?
当然好きです。
昼から一人飲みするのは、好きですか?
超大好きです!!!
ということで、僕は昼から一人で飲むのが好きだ。1000円ちょっとの予算で、ふらっと一軒入って、へらへらしながら飲む。最高の娯楽だと思う。
お店のあちこちの賑やかな声を聞いたり、点いてるテレビで流れてる相撲中継見たり、色んな楽しみ方があるのだ。
今日は何回か行っていて、素敵だったお店を書いていこうと思う。
いづみや本店 (大宮)
大宮東口から徒歩1分くらいのところにある居酒屋。南銀通りの入り口の方に向かうと気がつくと思う。
昔ながらの雰囲気のある外観で、はじめての人は入店を少し躊躇してしまうかもしれない。
しかし、そこで一歩踏み出して入店すると、丁寧で元気な店員さんが出迎えてくれる。
席まで案内してもらい、何を飲むか聞かれる。基本的なお酒は大体揃っているので安心して。何飲むか決めておくとスムーズに注文できると思う。
食べ物のメニューは壁一面に貼られている。かなり種類が多く、注文考えているだけで楽しい。
定食メニューもあるので、お腹が空いてる人はそれを頼もう!
注文後、1分もしないうちに飲み物が到着。
ホールの店員さんの数が多く、連携も素晴らしいので、すぐ注文したものが来る。マジで最高。
まず最初に梅割り。200円台だったと思う。
梅シロップと焼酎を割ったものだと、どこかで聞いた。ほんのり甘みがあって、飲みやすい。
ちょっと飲んじゃったのでアレだが、来た時は溢れるくらいの量だった。
となりはモツ煮(170円)、このお店の名物らしく安くて、美味い。
そして、梅割りに非常に合う。
追加で頼んだラガーの中瓶と肉豆腐。
こういうところのビールは、やっぱりサッポロだなと思う。味付けがサッポロとの相性いいなみたいな。そういうのあるよね。染みるぜ。
最後は軟骨揚げ(300円)
食べてみると感じるが、しっかり量あった。
練りがらしが生むアクセントが絶妙。ビールが進んじゃうね。キャベツが添えられてるのも嬉しい。
こんな感じで、大体合計1300円くらいで大満足することができた。こういったことを積み重ねて心を癒していくのだよ。
店員さんの接客が素晴らしくて、ついつい追加注文しちゃうことがあって、このお店はそうでした。超良かった。
今回行ったのは本店だったけれど、実はいづみや本店2号店がこのお店の隣にある。すこし料理のメニューに違いがあったと思うので、機会があれば両方行ってみてほしい。
10月28日 下北に行った。
今日は夕方から下北で人と会う用事があった。
街ブラして、すぱじろうで夕食。
すぱじろうのダイレクトマーケティングになるのだけど、マジで丁度いい価格帯で種類多くて最高。麺量基本3サイズから選べる。ちょっと足すと大盛りの上も選べる。
お吸い物ついてくる。日本のパスタ屋お吸い物出し過ぎ。そしてパスタに合いすぎ。出汁最高。
その後、無印に寄らせていただきまして、スタンドカラーの白シャツを購入。実はそのシャツ2枚目。同じ服を複数枚所持することはスティーブ・ジョブズへの第一歩。
そしてこのスタンドカラーのシャツ、本当に良い。友達と会うときに着ていったら「そのシャツ、高いやつでしょ」みたいなこと言われた。定価2980円、今セールやってるから1980円。安っぽくない生地感で最高。みんな買った方が良い。またダイレクトマーケティングになってしまった。良いものは勧めていきたいよ。俺は気のいい埼玉人だから。
そして最後にコメダ珈琲。
下北にコメダができて良かったな。
5・7・5だけど狙ってない。こんなの川柳に失礼だ。
クリームコーヒーを注文した。無論、甘み入りで。
冷たいコーヒー系の注文すると、コメダ珈琲の店員さんに「甘みどうしますか?」って訊かれることがあると思う。
なんでガムシロップって言わないのかっていうと、ガムシロップではなく甘みと表現するように習うんですよね。研修のときに。
だから、ちゃんと「甘み」って表現する店員さんはお店のこだわり守ってる真面目な店員さんなんだなーって応援するのがいいと思う。
なんでこのことを知ってるかはさておき、クリームオーレ美味しかった。豆菓子の袋、季節によって変わるの良いですよね。わかりますか?
下北で遊ぶときに、コメダ珈琲でお茶する選択肢が増えたの本当に嬉しい。下北沢唯一の弱点が克服された。
帰り道、ひとりになってからはずっとLed Zeppelinの『天国への階段』を聴いていた。
もしも、自分が誰かに10分間でロックンロールについて教えなくてはいけないってなったら、これ頭から流すんだろうなーって思った。
(どんな「もしも」だよ。)
5分33秒過ぎから、世界の全てが収束していく感じが好きだ。
すごく楽しい1日だった。おやすみなさい。
おやすみBGM
Stairway to Heaven (天国への階段): Led Zeppelin
10月27日 ちょっと丸戸史明作品について考える。
オタクで申し訳ないんだが、最近すごく考えていることがあって。
『WHITE ALBUM2』と『冴えない彼女の育てかた』って超対照的だなみたいなこと。シナリオの丸戸史明、振り幅恐ろしすぎる。
前者は、輝かしい過去にこそ永遠性があるみたいな主題で、後者は素晴らしい現在が積み重ねていった先に最高の未来がある、過去はその礎でしかないみたいな感じがする。
『冴えない彼女の育てかた』はポップで明るい描かれ方されてるけど、よく観ると実は超現実的で、それってすごく残酷なことだと思うんですよね。主人公と恋愛関係にならなかったヒロインは皆、主人公の思い描く「未来」のシナリオのピースになっちゃうわけじゃないですか。だから主人公と一時距離を取ったり、袂分かってしまったりする。自分の価値とか可能性を決めたくなくて、もがくんですよ。超現実的な自己実現の物語じゃん。
一方で『WHITE ALBUM2』は超恋愛至上主義で浪漫派。冬馬かずさという「最高の過去」に振り回されて、どのヒロインのルートに入っても「最高の過去」を本当の意味で越えることがない。一応折り合いはつけて別の恋愛するんだけど、冬馬かずさが1番なのは変わらないって話だと思うんですよね。これも残酷なんですけど、超恋愛至上主義の文脈だと成立するし、人間臭さがあって割とすんなり受け入れられる。
両作品全然違うというか、ほぼ真逆なんだけど、冴えカノは加藤恵以外のヒロインにもちゃんと道を与えたというか、恋愛じゃない自己実現に向かわせたところが良いなと思いました。まあ、あの作品の醍醐味そこにあったよなって感じはするのだけど。
時間あるときにもっとちゃんと書きます。1万字くらいで。よろしく。
10月21日 八つ橋
家族が物産展で八つ橋を買ってきた。
貴方の頭には、柔らかい皮で餡が包まれたあの八つ橋が浮かんだのではないだろうか?
そっちではない、じゃない方の八つ橋だ。
じゃない方、そう、硬い方の八つ橋が好きだ。
生八つ橋の人気がすごすぎて、「硬い方の」と付けないと伝わらないあの八つ橋が好きだ。
通ぶってとかではなく、本当に好きなのだ。京都土産で友達に配ったら「生じゃねえのかよ」と思われることで有名な じゃないほうの八つ橋
が。
おやすみなさい。
おやすみBGM
君達は天使 / ユニコーン
映画『モテキ』 地味だけど好きなシーン
映画『モテキ』のこのシーン地味な気がするが、めちゃ好きだったなということを書いていきたいと思う。
伝わる人は頷いて、伝わらない人はTSUTAYAかアマプラで観てください。
主人公フジ(森山未來)がヒロインのるみ子(麻生久美子)のカラオケを聴いて、勇気づけられる。
明け方カラオケボックスを出たフジが、酔っ払い、呂律も怪しい状態で、るみ子に抱きつきながら
「マジで最高だった!」「俺も頑張るから、だからるみ子もガンバレ!」
と感謝と応援の言葉を贈るシーンがある。そのシーンが凄く好きだ。
実際、泥酔しているフジは多分、その言葉を言ったことすら覚えていないだろう。
アルコールと、当時の彼の恋愛の惨状、その場での昂ぶりが噛み合った結果が、るみ子に贈った言葉につながるのだと思う。そして、るみ子への応援の気持ちよりも自分自身に対する鼓舞としての役割が非常に大きい。
よく聞いてみると実に利己的な意思の塊である言葉だが、るみ子はこれにグッときてしまう。フジに対する恋愛感情が強まっていったのも恐らくこのシーンだと思う。
これがすごくいいなと思った。
込められた気持ちやら、その背景やら、そんなものはお構いなしに受け取られてしまうのが言葉だということである。ぽつりと呟いたひとことが、誰かの頭の中に一生残るなんてことは無数にある。何気なく言った言葉が、他人に影響を与えてしまうことがある。
言葉に潜む無意識と、それによって生じる波紋が思われる。
このシーンを観ると、そんなことを考えてしみじみとしてしまうのだ。
映画『モテキ』の地味だけど好きなシーンでした。
派手だけど好きなシーンはOP。
フジファブリックの『夜明けのビート』が流れる中で、法被着たヒロイン4人が神輿を担ぐ映像。長澤まさみ、麻生久美子、仲里依紗、真木よう子を贅沢に使いすぎてる。
特に真木よう子が手でハートを作る一瞬には、文化勲章を贈りたくなる。真木よう子が手でハート作るだけの映像は無限に観ていられる気がする。マジで美。
10月20日
10月20日
卒論をやったり、ゼミに出たりとまあまあ充実していた一日だった。
父親と妹のテストのヤマを張るなどバラエティーに富んでたように思う。
(妹のテスト勉強をイベントにするな)
ヤマを張るって、ヤマ勘から来ているんだっただろうか。そしてヤマ勘って山本勘助由来だっただろうか。敢えて調べない。気になる人が調べるスタイルでやっていってほしい。そして俺に差をつけて突き放してほしい。
あと『すべてはモテるためである』(二村ヒトシ 著)を再読。
部屋の片づけをしていて発見した。多分高校のときに買ったんだと思う。
モテる要素の無い男には厳しいけど、これ以上にないくらい分かりやすい。落ち着いたらちゃんと感想書きたい。
結構前のことなんだけど、大好きな中華屋さんが出している中華がゆ(中華雑炊みたいな感じ)の味をひょんなことから再現してしまった。永谷園のお茶漬けの素を使って。ちょっと後悔した。お店の味再現って面白いけど、味の構造理解しちゃったときの空虚感はなんなんだ。
おやすみなさい。
今日のおやすみBGM
ジョゼのテーマ/くるり
【感想】 『念力恋愛』 0.8倍速で観るハイライトのようだ。
先日『念力恋愛』(笹公人 絵・水野しず)を購入し、先程読み終えた。
ひとことで感想を述べるとしたら、
ハイライトを0.8倍速で観てる
だった。
この1冊は、レイアウトやデザイン、そして水野しずの絵を最大限に活かした歌集だった。
どのページから開いても楽しいのは、1首1首がすごく立っているからだろう。従来の歌集は1ページに4〜5首収められていることが多い。だから歌の並びで濃淡が生まれたり、目立つ首、引き立てる首が決まってくる。
しかし、この『念力恋愛』は1ページに一首という贅沢な構成を取っていて、デザインやイラストが効果的に歌を引き立てているのが面白い。それ故に、短歌にあまり馴染みがない人に薦めやすい1冊だと感じた。
固有名詞が多く、知らない固有名詞が含まれていると情景がなかなか浮かばないというときも大丈夫だ。水野しず氏が歌の芯みたいなものを的確に捉えた絵を描いており、歌の理解をかなり助けてくれる。
また、短歌を実践している人が基本に立ち返ることのできる1冊でもある。
一首の歌を鑑賞する余韻みたいなものも、この手法によって生まれてきているように思う。
歌ひとつひとつに「これはどういう状況なんだろう?」と興味を持つことは鑑賞の基本だ。しかし、短歌に興味を持ち、歌集や連作を沢山読み出す頃、若干作品を流れで読むようになってくるということはないだろうか。そんなときに『念力恋愛』が効いてくる。
一首を丁寧に読むことの面白さをもう一度体験することができるのではないだろうか。
鮮烈な印象をそれぞれ持つ歌を、ゆっくり楽しむことができる。
それはさながら名場面を集めたハイライト映像を0.8倍速で再生しているような気分になった。
収録内容は是非読んで確かめてもらいたいので、あまり列挙はしない。
しかし帯にも引用され、笹公人氏の有名な一首をまず挙げておきたい。
修学旅行で眼鏡をはずした中村は美少女でした。それで、それだけ
この歌集は恋愛をフィーチャーした1冊であるが、やはり上の歌が印象的で、この歌集を代表している一首と感じた。
この歌から、私は恋愛というものの所謂最大瞬間風速を感じた。修学旅行での、この1シーンはきっと宝物のような思い出になるに違いない。そして、他の物事とは比べることができないような独立した煌めきがある。
そんな独立した煌めきを持つ短歌が、108首も収録されている。解説ではそれらを星団に例えていたが、すごく的確な表現である。
そして、最後に一首、特に心に残ったものを挙げて終わりにしたいと思う。
みんなして異次元ラジオを聴いたよね 卒業前夜の海の明るさ
異次元ラジオのカルト感、妙な一体感、妙な全能感、これから良い未来が待っているような気持ちでいっぱいになる。最高の輝きを持つ一首。大好きです。