11月8日 夜
偏愛してることがある。
それは、夜中にコンビニに行くことだ。
アイス食べたいとか、缶チューハイ飲みたいとか何か目的があって向かうわけじゃない。
欲しいものなんて特にないのだけど、ただ何と無くコンビニに行きたくなる。
家を出ると、最近は程よい冷たさで、外に来た感じがする。家にいるのは好きだけど、外の方が良いなと思うこともあるのだ。
コンビニに到着するのだが、やっぱり欲しいものはない。期間限定のアイスも、別に揚げたてじゃないホットスナックも、モンスターエナジーにもわくわくしない。
それよりもパスタソースと缶詰のコーナーに向かって、へぇこんなの売ってるんだーと見るのが好きだ。
(いなばのタイカレーって美味しいんだろうか?どこのコンビニにもある気がする。)
あと普通に新商品チェックしたり、お勤め品のコーナー見たりするのも面白い。
お勤め品コーナーは店ごとに特色出るから見てみると良いと思う。
そしてそれらを買わない。
10分くらいで店内をひと回りして、結局買いたいものがないことが多い。
それは毎回のパターンで殆ど分かりきったことだ。無駄なのも知っているがやめられない。
ここまで歩いた労力を報いたい、そして深夜にひやかしの客が来る店の人への謝罪の気持ちを込めて杏仁豆腐を購入する。大変後ろ向きな買い物だ。
なぜこんなことが好きなのだろう。
こんなことを続けているのだろう。
わからないけど、今夜も行った。